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旧川⼝邸

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旧川⼝邸は、造り酒屋を営んでいた川⼝喜平⽒(1805〜1880年)の居宅として建設されました。棟礼は未発⾒ですが、今では少なくなった江⼾時代末期とみられる建築遺構です。

建物は、奥⼋⼥地域のかつての伝統的な在来⼯法による⺠家の名残を伝えるものです。⽟⽯の基礎、18cm ⾓(6⼨⾓)の柱で構成され、⼤⿊柱は30cm ⾓(10⼨⾓)と巨⼤です。⼩屋組みは三段組の⼤径材による和⼩屋です。屋根は⼊⺟屋造りで和⽡葺き、外壁は漆喰・なまこ壁で、妻壁や⼾袋壁には保存状態の良い鏝絵(こてえ)が施されています。

特定営利法⼈グラウンドワーク福岡は、所有者の川⼝俊⽒より建物と⼟地の寄付を受け、平成21年5⽉から本格的な修復⼯事に着⼿し、同年12⽉に完成させました。

所在地 福岡県⼋⼥市上陽町下横⼭字鮎帰

建 物 ⽊造⼟蔵つくり2階建て 建設時期 江⼾時代末期

敷地⾯積 891㎡(270坪)

現⾏床⾯積 1階162㎡(50.1 坪) 2階91㎡(28.1 坪) 合計253㎡(78.2 坪)

主要部材 柱6⼨、⼤⿊柱10⼨、恵⽐寿柱8⼨

外壁・・・漆喰、なまこ壁、鏝絵

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